エルメス食器の人気シリーズガイド｜魅力と価格相場を徹底解説

エルメスの食器を調べてみたものの、ガダルキヴィールやモザイクヴァンキャトル、Hデコ、ブルーダイユール、ソレイユドゥエルメス…とシリーズが多くて、どれが自分に合うのか分かりにくいと感じていませんか。

マグカップ・カップ＆ソーサー・プレート・ボウル・ペアセットのどれを優先するか、結婚祝いのギフト用か自宅用かでも迷いますし、中古や買取の相場、偽物リスク、電子レンジや食洗機の可否まで気になってくると、ますます判断が難しくなりますよね。

このページでは、エルメス食器の人気シリーズの違いとアイテム別の選び方、ギフト向けのおすすめやリセールの考え方までをノーブルカップボードの視点で整理していきます。

ここで全体像をつかんでおくと、「自分はこのシリーズのこの一客から始めよう」がかなり決めやすくなるはずです。

この記事で分かること

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エルメス食器の人気の全体像と基礎知識

まずは、エルメス食器の人気がどこから生まれているのか、シリーズごとの違いやアイテムの種類、人気ランキングの読み方まで、ざっくりと全体像を整理していきます。

ここを一度おさえておくと、あとでシリーズ別の解説を読んだときに「自分が欲しいのはここだな」と判断しやすくなりますよ。土台ができていれば、細かいスペックや価格はあとからいくらでも調整できます。

エルメスのテーブルウェアは、バッグやスカーフと同じように「単品で完結するデザイン」でありながら、「シリーズで揃えると世界観が完成する」という二面性を持っています。

そのバランスが、他ブランドにはあまりない魅力であり、エルメス食器人気の源泉でもあると感じています。

なので最初は「単品で欲しい一枚」を軸に考えつつ、ゆくゆくはシリーズで揃えたときのイメージも、頭の片隅に置いておくといいですよ。

人気な理由

エルメス食器がここまで人気になっている理由は、大きく分けるとデザイン性・物としてのクオリティ・ブランドストーリーの三つかなと思っています。

この三つがそろって初めて、「高いけれど欲しい」「一生ものとして迎えたい」と思える存在になるんですよね。

圧倒的なデザイン性

まずデザイン性。ガダルキヴィールの情熱的な赤、モザイクヴァンキャトルの端正な幾何学模様、Hデコのアールデコ調のライン、ブルーダイユールの深いブルー…。

どのシリーズも、パッと見で印象に残る力があります。食卓に一枚置くだけで空気が変わる「場をつくる力」があるのが、エルメス食器人気の一番分かりやすい理由ですね。

ディテールをよく見てみると、線の太さや余白の取り方、金彩の入れ方などが、かなり繊細に設計されています。

例えばガダルキヴィールは、赤のラインが太すぎると重く、細すぎるとチープに見えてしまうのですが、そのギリギリのバランスを保っています。

そういう「一見分かりにくいけれど、全体の印象を決める微調整」が、実物を手に取ったときの満足度につながっていると感じます。

日常使いしてこそ分かるクオリティ

次にクオリティ。エルメスの食器は、厚みや重さ、口当たりがしっかり計算されています。

マグカップなら、持ち手の太さや指のかかり具合、カップの上部に向けてほんの少し広がるラインなど、毎日使っていると「やっぱり違うな」と感じるディテールが多いです。

高級食器というより、「よくできた道具」としての完成度が高いイメージですね。

プリントや金彩の乗り方も丁寧で、光の当たり方によって柄の見え方が変わったり、角度によって表情が違って見えたりします。もちろん、使い方や保管方法によっては劣化も起こりますが、大切に扱えば長く楽しめる耐久性を持っています。

物語のあるブランドストーリー

そしてブランドストーリー。エルメスの食器は、単に「きれいな模様が描かれたお皿」ではなく、それぞれにテーマや背景となるストーリーが設定されているのが特徴です。

馬具から始まったブランドの歴史、旅や自然をテーマにしたスカーフの世界観などが、テーブルウェアの柄にもリンクしているんですよね。

例えば、モザイクヴァンキャトルはパリ本店の床のモザイクがモチーフですし、ブルーダイユールは東洋と西洋が混ざり合ったようなエキゾチックな青。

そうしたストーリーを知ると、「今日はどの柄で過ごそうかな」と選ぶ時間自体がちょっとした楽しみになります。

エルメス食器人気は、この「物語を持った日用品」という位置づけに共感する人が多いからこそ、長く続いているのかなと感じています。

人気シリーズの違い

エルメス食器の人気シリーズは、見た目の印象だけでなく、「どんなシーンで使うと一番映えるか」で分けて考えると整理しやすいです。

ザックリと「華やか」「フォーマル」「日常モダン」「和洋ミックス」といった軸で眺めてみると、自分のライフスタイルに合うシリーズが見えてきます。

華やかさ重視のシリーズ

まず、華やかさ重視の代表格がガダルキヴィール。白地に赤のラインがくっきり入ったデザインは、テーブルに置いただけで「お祝い感」を演出してくれます。

クリスマスや誕生日ディナー、お正月のテーブルなど、「今日はちょっと特別な日」というシーンにしっくりくるシリーズです。

赤は主張が強い色なので難しそうに見えますが、意外とシンプルな白い皿や無地のグラスと合わせるとバランスがとれます。

「主役の一皿」を決めて、他は控えめにまとめると、ガダルキヴィールの良さが一番活きてきますよ。

フォーマル・ラグジュアリー重視のシリーズ

フォーマル寄りでエルメス食器人気を支えているのが、モザイクヴァンキャトル。ゴールドやプラチナのモザイク模様は、まさにホテルのラウンジや高級レストランの世界観そのものです。

結婚記念日のディナーや大切な来客など、「背筋を伸ばしたい時間」にぴったりのシリーズですね。

テーブルクロスを白で揃え、カトラリーをシルバーかゴールドで統一すると、モザイクヴァンキャトルの良さがぐっと引き立ちます。

一客だけでも十分な存在感がありますが、ペア以上を揃えるとテーブルの完成度が一段階上がる感覚があります。

日常使いしやすいモダンなシリーズ

Hデコは、ブラック×ホワイトやレッドラインの効いた、モダンで都会的なシリーズ。モノトーンがベースなので、どんなテーブルにも合わせやすく、普段のコーヒータイムからビジネスシーンのデスク用マグまで、使える幅が広いのが特徴です。

「かわいい」というよりは「かっこいい」「シャープ」といった方向性なので、甘さ控えめなテーブルが好きな方や、男性へのギフトにも選びやすいラインです。

日常と非日常のちょうど真ん中くらいを狙いたいときに、ちょうどいいシリーズだと思います。

和洋ミックス・リラックス感重視のシリーズ

ブルーダイユールは、藍色にも似た深いブルーと白のコントラストが美しいシリーズで、和食にも洋食にも合わせやすいのが魅力です。

さんまの塩焼きや煮物を盛り付けても違和感がなく、かと思えばパスタやサラダもよく映えます。

ソレイユドゥエルメスは、太陽のようなイエローと白の組み合わせで、春夏のテーブルやリゾート感を出したいときにぴったり。休日のブランチやベランダごはんなど、「少し肩の力を抜いて楽しみたい」時間に合うシリーズですね。

エルメス食器の購入動機

エルメス食器人気の裏側には、大きく分けて自分用・ギフト用・リセールを意識した選び方の三つの購入動機があります。どのパターンに自分が近いかを先に決めておくと、候補が一気に絞りやすくなるんですよね。

自分や家族用の「ご褒美」「コレクション」

まず、自分や家族用のご褒美・コレクションとして迎えるパターン。これは「ずっと憧れていたブランドを、日常に少し取り入れたい」という気持ちから始まることが多いです。最初の一客に選ばれやすいのは、やはりマグカップやデザートプレート。

マグカップは、朝のコーヒー、夜のハーブティーなど、1日に何度も手に取るアイテム。「一日のスタートと終わりを好きなカップで過ごしたい」という気持ちに応えてくれる存在です。

デザートプレートは、ケーキやパン、取り皿として出番が多く、家族の人数分を少しずつ集めやすいのも魅力ですね。

結婚祝いなどのギフト用途

次に、結婚祝い・新築祝い・内祝いなどギフト用途。エルメス食器人気が一気に高まるのはここで、「きちんとしたブランドを贈りたいけれど、重すぎないものを選びたい」という相談をよくいただきます。

ギフトで選ぶときは、相手の好みが分かっているかどうかでアプローチが変わります。

好みが分かっている場合は、その人が普段着ている服の色やお部屋の雰囲気を思い出して、近いトーンのシリーズを選ぶのがコツ。分からない場合は、モザイクヴァンキャトルのプラチナやHデコのようなモノトーン系から選ぶと、外しにくいです。

中古や買取を視野に入れた選び方

三つ目が、中古や買取を視野に入れた選び方。エルメス食器人気シリーズはリセールバリューが比較的安定しているものも多く、「一生持ち続けるかどうかは分からないけれど、手放す可能性もゼロではない」という前提で選ぶ方もいます。

この場合、ガダルキヴィールやモザイクヴァンキャトル、ブルーダイユール、Hデコなど、中古市場での流通量が多く、需要がはっきりしているシリーズのほうが安心です。

逆に、あまり出回っていないレアシリーズは、ハマる人には高く売れることもありますが、市場が限られるぶんタイミング次第という面もあります。

いずれの購入動機にしても、「自分がどんなシーンでどう使いたいか」を具体的にイメージしておくと、迷いが減ります。あなたが一番ワクワクする使い方を、ぜひ一度言葉にしてみてください。

人気アイテムの種類

エルメス食器の人気アイテムは、ざっくりとマグカップ・カップアンドソーサー・プレート・ボウル・ペアセット／食器セットの5タイプに分けられます。

それぞれ役割が違うので、「どこから揃えるか」「何にどれくらい予算を割くか」を考えるうえでも、一度整理しておきたいところです。

マグカップ・カップアンドソーサー

マグカップは、エルメス食器人気アイテムの中でも「入口」として選ばれることが多いです。容量がしっかりあり、コーヒー・紅茶・カフェオレ・スープなど、用途が幅広いのが魅力。ひとつあれば、とりあえず毎日使える安心感があります。

カップアンドソーサーは、ティータイムをきちんと楽しみたい方におすすめ。ソーサーがあることで「おもてなし」感が高まり、来客時にも堂々と出せる一客になります。

ガダルキヴィールやモザイクヴァンキャトル、Hデコのカップアンドソーサーは、見た目にも分かりやすくエルメスらしさが出るので、テーブルの主役アイテムになりますよ。

プレート・ボウル

プレートは、デザートプレート・ディナープレート・パン皿など、サイズによって役割が変わります。最初の一枚としては、ケーキ・パン・取り皿に使えるデザートプレートサイズが断然おすすめです。

ガダルキヴィールのデザートプレートにシンプルなショートケーキを乗せるだけで、カフェみたいな雰囲気になります。

ボウルは、スープ・シリアル・ヨーグルト・サラダなど、思っている以上に出番の多いアイテム。ブルーダイユールのボウルに味噌汁をよそってもおしゃれですし、ソレイユドゥエルメスのボウルにヨーグルトとフルーツを入れれば、朝からテンションが上がること間違いなしです。

ペアセット・食器セット

ペアセットは、主に結婚祝い・引き出物・新築祝いなどのギフトとして選ばれますが、「自分とパートナー用」「自分と来客用」として自宅用に買う方も増えています。ペアのマグカップ、ペアカップアンドソーサー、ペアプレートなどが代表的ですね。

どのアイテムから揃えるか迷ったときは、「一番よく使うシーン」と「そこに払ってもいい予算」から逆算すると決めやすいです。

例えば、毎日コーヒーを飲むならマグカップ、ケーキをよく食べるならデザートプレート、といった感じですね。

人気ランキングの見方

通販サイトのエルメス食器人気ランキングは、「みんなが今どんなアイテムを買っているか」を知るうえで便利な指標です。

ただ、ランキング＝自分にとっての正解とは限らないので、うまく距離感を保って活用していくのがポイントかなと思います。

ランキング上位に来やすいアイテムの傾向

多くのサイトで上位に入っているのは、ガダルキヴィールのマグカップやペアプレート、モザイクヴァンキャトルのペアカップアンドソーサー、Hデコのマグカップ、シェーヌダンクルのティーカップなど。いずれも「プレゼントにも自宅用にも選びやすい」「価格とデザインのバランスが良い」という共通点があります。

つまり、ランキング上位＝「多くの人が選びやすい無難なライン」であることが多いです。これは決して悪い意味ではなく、初めての一客として安心して選びやすいという意味で心強いですよね。

ランキングだけを見て決めないほうがいい理由

一方で、ランキングには表れにくい魅力もあります。例えば、アフリカやシュヴァルドリアン、赤道直下のスケッチのような動物モチーフシリーズは、どちらかというとコレクション性が高く、ランキング上位には出てきにくいタイプです。

でも、ハマる人には「これしか選べない」というくらい刺さるシリーズでもあります。

また、ランキングはあくまで「今の売れ筋」であって、あなたのライフスタイルや好み、手持ちの食器との相性までは考慮してくれません。

あなたのテーブルやキッチンの雰囲気、よく作る料理の種類などによって、本当にしっくりくるシリーズは変わってきます。

ランキングの上手な使い方

個人的におすすめなのは、ランキングを「候補を広げるためのリスト」として使うことです。まずは上位に出てくるシリーズ名やアイテムをざっと眺めて、「この柄いいかも」「この色はちょっと違うかも」と直感でメモしていきます。

そのあとで、それぞれのシリーズを公式サイトや写真付きレビューでじっくりチェックしていく、という流れですね。

このとき、あなたがすでに持っている食器やカトラリーを思い浮かべながら、「手持ちのどれと合わせると素敵になりそうか」をイメージしてみると、より現実的な選び方ができます。

ランキング上位でも、手持ちの器と喧嘩しそうならいったん見送る、ぐらいの感覚で大丈夫です。

エルメス食器の人気シリーズ別の選び方

ここからは、ガダルキヴィール・モザイクヴァンキャトル・Hデコ・ブルーダイユール・ソレイユドゥエルメスといった代表的なエルメス食器人気シリーズをピックアップしながら、それぞれの魅力や向いているシーン、選び方のポイントを具体的に解説していきます。

「どのシリーズが気になっているか」を頭の中で決めてから読んでもらうと、よりイメージしやすいと思いますよ。

ガダルキヴィールのエルメス食器

ガダルキヴィールは、エルメス食器人気を語るうえで外せないシリーズです。白地に情熱的な赤のモチーフが描かれたデザインで、スペインのグアダルキビール川沿いのバルコニー装飾がモチーフになっています。

「エルメス＝赤い食器」というイメージの筆頭と言ってもいいくらい、ブランドを象徴するラインですね。

ガダルキヴィールが選ばれるシーン

ガダルキヴィールは、とにかく「映える」シリーズです。クリスマスディナー、バレンタイン、誕生日、お正月の食卓など、お祝いムードを盛り上げたいシーンで大活躍します。

白いテーブルクロスと合わせると、赤のラインがくっきり浮かび上がり、パーティー感が一気に高まります。

一方で、木目のテーブルにさっと置いても、北欧系のテーブルウェアと不思議と相性が良かったりします。

シンプルな白いプレートやガラスの器と合わせると、「赤いガダルキヴィールが主役、他は脇役」というメリハリのあるテーブルになりますよ。

人気アイテムと選び方のコツ

ガダルキヴィールの人気アイテムは、マグカップ、デザートプレート、カップアンドソーサーあたりが中心です。

マグカップは、内側が白で外側に赤い模様が入り、飲み物の色もきれいに見えるデザイン。毎朝のコーヒータイムがぐっと楽しくなります。

デザートプレートは、ケーキやクッキーはもちろん、取り皿としても使いやすいサイズです。シンプルなショートケーキやチーズケーキを乗せると、柄がほどよく見えて写真映えも◎。

カップアンドソーサーは、来客用や特別なティータイムにぴったりで、結婚祝いの「王道ギフト」としてもよく選ばれています。

偽物対策・中古で探すときのポイント

人気が高いぶん、ガダルキヴィールは偽物も出回りやすいシリーズです。オンラインで購入する場合は、販売店の信頼性やレビュー、箱・リボン・ショッパーなどの付属品の有無を必ずチェックしましょう。

赤の色味やラインの細さ、裏面の刻印なども、本物と偽物を見分けるポイントになります。

ガダルキヴィールそのものをもっと深掘りしたい場合は、シリーズの柄バリエーションやサイズ展開なども含めてじっくり解説している記事も用意しているので、気になる方はサイト内で探してみてください。

モザイクヴァンキャトルの食器

モザイクヴァンキャトルは、パリ本店の床のモザイク模様からインスピレーションを得たシリーズ。

ゴールドまたはプラチナのモザイクと中央のHロゴが特徴で、「これぞエルメス」というラグジュアリー感を前面に出したい方にぴったりのラインです。

フォーマルシーンに強い存在感

モザイクヴァンキャトルは、とにかくフォーマルなシーンに強いシリーズです。記念日のディナーや大切な来客、ホームパーティーなど、「今日は特別な日」と感じる場面でテーブルに並べると、その場の格が一段階上がったような印象を与えてくれます。

白いテーブルクロスにモザイクヴァンキャトルのプレート、カトラリーはシルバーまたはゴールドで統一。

これだけで、ホテルライクな大人のテーブルが完成します。「レストランの雰囲気を自宅で再現したい」という方には、まさに理想的なシリーズですね。

ゴールドとプラチナ、どっちを選ぶ？

モザイクヴァンキャトルには、ゴールドとプラチナのカラーバリエーションがあります。どちらも素敵ですが、選ぶときの目安としては、以下のようなイメージで考えてみてください。

• ゴールド：華やかでクラシックな雰囲気。温かみがあり、お祝いのテーブルに映える
• プラチナ：少しクールでモダンな印象。ステンレスカトラリーやモノトーン食器とも相性が良い

ギフトで迷ったときは、好みが分からない場合、やや控えめで合わせやすいプラチナのほうが安全かなと思います。自宅用で「とことん華やかに振り切りたい」ときは、ゴールドを選んであげるとテンションが上がりますよ。

どのアイテムから揃えるといい？

モザイクヴァンキャトルで最初におすすめしたいのは、カップアンドソーサーかデザートプレートです。

カップアンドソーサーは、ティータイムの主役として使いやすく、「特別な時間」のスイッチを入れてくれる存在。デザートプレートは、ケーキや前菜、おつまみなど、使い勝手がとてもいいサイズ感です。

いきなりフルセットを揃えるのは大変なので、「ペアのカップアンドソーサーだけ」「デザートプレート2枚だけ」といった形で少しずつ集めていくのも全然アリです。むしろ、そのほうが一枚一枚への愛着が深まりやすいかもしれません。

Hデコで叶える大人の食器

Hデコは、アールデコ様式の装飾をモチーフにしたシリーズで、ブラックとホワイトを基調とした幾何学模様が特徴です。

中央のHモチーフと、縁に沿って配置された繊細なラインが組み合わさることで、シャープで都会的な雰囲気を醸し出しています。

ユニセックスで使いやすいデザイン

Hデコの魅力は、なんといっても「男女問わず使いやすい」こと。エルメス食器人気シリーズのなかには、どちらかというと女性らしい華やかさの強いラインも多いですが、Hデコはジェンダーレスなかっこよさが前面に出ているシリーズです。

そのため、夫婦やカップルで共有しやすく、ペアマグカップやペアカップアンドソーサーとして選んでも違和感がありません。

職場の上司やビジネスパートナーへのプレゼントとしても、「可愛すぎない」「甘すぎない」という意味でちょうど良いバランスです。

日常に溶け込むモダンさ

Hデコは、モノトーンベースなので、手持ちの白い食器やステンレスカトラリー、ガラスのグラスとあわせてもすっと馴染みます。パキッとした柄ですが、色数が少ないぶんうるさくなりすぎないのがポイントです。

例えば、シンプルな白いプレートにワンプレートごはんを盛り、その横にHデコのマグカップを置くだけで、いつもの食卓がぐっと引き締まった雰囲気になります。

「カフェっぽさ」と「大人っぽさ」の両方を求める方にはかなりハマるシリーズだと思います。

おすすめのアイテム選び

Hデコでまずおすすめしたいのは、マグカップとカップアンドソーサーです。マグカップは仕事用のデスクにも置きやすく、オンライン会議の画面にチラッと映ってもさりげない存在感を放ちます。

カップアンドソーサーは、自宅でちょっといいコーヒーや紅茶をゆっくり楽しむときに使いたい一客です。

プレートももちろん素敵ですが、柄の主張が強めなので、最初の一枚としては「プレートの柄でテーブル全体をコーディネートしたい」と明確なイメージがある方に向いています。

はじめはマグやカップから入り、気に入ったらプレートを足していく、という順番が現実的かなと思います。

ブルーダイユールとソレイユ

ブルーダイユールとソレイユドゥエルメスは、それぞれ雰囲気がまったく違いますが、どちらも色で世界観を作るシリーズという意味で近い存在です。

ブルーとイエロー、対照的な色を通して、テーブルの印象をガラッと変えてくれるラインですね。

ブルーダイユール：和洋ミックスの万能ブルー

ブルーダイユールは、藍色のような深いブルーと白の組み合わせが美しいシリーズです。独特の幾何学模様と植物モチーフが織り交ざったデザインで、和食にも洋食にも不思議とよく合います。

例えば、煮物や焼き魚、和のお惣菜を盛り付けても違和感がなく、むしろ料理が映えて見える印象です。

プレートやボウルに白いご飯やお味噌汁を合わせたり、パスタやサラダを盛ったりと、「とりあえずブルーダイユールに乗せておけば何とかなる」くらいの汎用性があります。

エルメス食器人気シリーズの中でも、日常の食卓へのなじみやすさはトップクラスだと思います。

ソレイユドゥエルメス：太陽のようなイエロー

ソレイユドゥエルメスは、オレンジがかったイエローと白のコントラストが印象的なシリーズ。名前の通り「太陽」をイメージさせる明るさがあり、春夏のテーブルやリゾート感のあるコーディネートにぴったりです。

例えば、ヨーグルトにフルーツを乗せたボウル、クロワッサンやスクランブルエッグを乗せたプレートなど、朝ごはんとの相性がとても良いです。

休日のブランチをソレイユドゥエルメスで揃えるだけで、家の中に小さなリゾートが生まれる感覚があります。

どちらから揃えるといい？

ブルーダイユールとソレイユドゥエルメスのどちらから揃えるかは、あなたの食卓の「ベースの色」によって決めるのがおすすめです。

木目のテーブルや和食器が多い場合はブルーダイユール、白いテーブルや北欧系のインテリアが多い場合はソレイユドゥエルメス…といったイメージですね。

どちらのシリーズも、まずはマグカップやデザートプレートから試してみると、日常へ取り入れやすいと思います。

ブルーダイユールについては、柄違いや入手方法などを詳しく書いた記事も用意しているので、より深掘りしたい方はエルメスのブルーダイユールマグカップ人気柄と復活情報まとめもチェックしてみてください。

シリーズ別エルメス食器の選び方

ここまで個別のシリーズを見てきましたが、最後にあらためてシリーズ別の選び方の考え方を整理しておきます。

「どれも素敵で決めきれない…」というときの、ちょっとした指針として使ってもらえたらうれしいです。

目的ベースでシリーズを絞り込む

まずは、あなたの目的に合わせてシリーズをざっくり絞り込んでみましょう。

• まずは毎日使う一客が欲しい：ガダルキヴィールやHデコのマグカップ
• 特別な日のティータイムを整えたい：モザイクヴァンキャトルのカップアンドソーサー
• 和洋ミックスの食卓を作りたい：ブルーダイユールのプレートやボウル
• 明るいテーブルコーデを楽しみたい：ソレイユドゥエルメスのプレート

「どれも欲しい…」となりがちですが、いきなり全方位に手を出すと予算もスペースもいっぱいいっぱいになってしまいます。最初は一つのシリーズにしぼって、1〜2客から始めてみるのがおすすめです。

ギフトか自宅用かで選び方を変える

ギフトか自宅用かによっても、選ぶべきシリーズは変わってきます。ギフト用の場合は、相手の好みが分からないときほど、モザイクヴァンキャトルのプラチナやHデコのようなモノトーン寄りのシリーズが安心です。

「好き嫌いが分かれにくい」「インテリアを問わず馴染みやすい」ことを優先してあげると、失敗しにくくなります。

自宅用の場合は、もっと自由に選んでOKです。あなた自身が心からときめく柄を最優先に選んであげてください。

毎朝毎晩、「やっぱりこの柄にしてよかったな」と思えるほうが、長い目で見ればコスパは高いです。

安全性・お手入れも忘れずチェック

エルメスの食器は、特に金彩やプラチナ装飾の入ったシリーズは電子レンジに対応していないものが多く、一部シリーズについても国ごとに案内が異なる場合があります。

安全性に関わる部分なので、電子レンジや食洗機の使用可否は必ず公式の情報で確認するようにしてください（出典：エルメス公式サイト「テーブルウェア」）。

お手入れの基本としては、柔らかいスポンジと中性洗剤で手洗いし、金やプラチナの縁取り部分をこすりすぎないこと。

つけ置きは短時間にとどめ、重ねて収納するときは皿同士が直接こすれないように、間に柔らかい布や薄紙を挟んであげると安心です。

まとめ：エルメス食器の人気商品を賢く楽しむ

エルメス食器人気シリーズは、どれも個性と世界観がしっかりしていて、「全部欲しくなる」という沼ポイントがありますよね。

ここまで読んでくださったあなたも、おそらくいくつか気になるシリーズが頭の中に浮かんでいると思います。

大切なのは、「どのシリーズが一番人気か」ではなく、「あなたの暮らしに一番しっくりくるのはどれか」という視点で選ぶことです。

華やかさを求めるならガダルキヴィール、フォーマルな場を整えたいならモザイクヴァンキャトル、日常をキリッとさせたいならHデコ、和洋ミックスのテーブルにしたいならブルーダイユール、明るいリゾート感を出したいならソレイユドゥエルメス…。

エルメス食器人気シリーズの豊富さは、そのままあなたの選択肢の広さでもあります。

また、マグカップ・プレート・カップアンドソーサー・ボウル・ペアセットといったアイテムごとの役割を意識しながら、「自分が一番よく使うシーン」から逆算して選ぶと、失敗しにくくなります。

価格や買取相場、真贋判定、安全性に関する情報は、このページではあくまで一般的な目安としてお伝えしているので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

特に高額品の購入や買取、修理、電子レンジ・食洗機の使用など、人生やお財布に影響しうる部分については、最終的な判断は専門家にご相談くださいね。

エルメス食器人気シリーズとうまく付き合っていくコツは、「一度に完璧を目指さないこと」だと思っています。

まずは一客、お気に入りのカップやプレートを迎えてみて、日常の中でじっくり付き合いながら、「次はどんな一枚を迎えようかな」と少しずつ広げていく。そんなふうに、あなたらしいテーブルコーディネートをゆっくり育てていけたら、きっとエルメスの食器は心強い相棒になってくれるはずです。